フォニックスのススメ

中学生が、appleをエイピーピーエルイーなんて何回も書いているのを見たことありませんか?発音しながら書くんだよとよく助言しますが、読めない子が少なくなありません。

読めないと自分で勉強を進められません。誰かを頼る癖がつくと教えてもらわないと勉強はできないという発想になり、学年が進めば進むほど自学ができなくなります。

フォニックスを始めて1年になる小学3年生。それまで英語を習った経験は無く、フォニックスから始めたので、例えばSであれば「これは、“エス“という名前で、音は“スー(敢えてカタカナで書くと)“」ということが自然に頭に入っています。“エス“だけしか頭に入っていなかったら英語は読めない・書けない・聞こえません。

フォニックスの学習が60%ほど終わっていた時に、名詞の複数形を勉強したら
sの発音を自然に発し分けていました。例えば、rabbits, birds, cakes, apples, horses それぞれ最後のsをどう発音するか? 単語を一つ一つの音に分解して発音し、最後の音に s をつけた時にどう発音するかが自然にできていました。

「どうやって使い分けているの?」

「え?だって、t はその後に s の発音をするのは難しいから一緒にやってみたんだよ」

つまり、トゥ+スと発音するのは変だなと思って ツ と言うんじゃないかと思ったと。同様に k の無声音の後に z と有声音を発音するのは自然じゃないとも思ったようです。体得した後に、理屈を自身で見つけられるので応用ができるようになり、単語をひたすら書いて覚えるという作業は彼には必要がないのです。

小学校で 英語を勉強する その前に是非フォニックスを勉強しておくことをかなり強くオススメします。フォニックスを学ぶと言っても、子供にとってはそれは難しいことではなく、むしろごく自然で楽しいことのようです。できるようになっていることがすぐに感じられるからだと思います。(ネイティブの子供たちは未就学児で終わることのようです)

それから子供たちのモチベーションがあがる時というのは、
教えてもらったことが繰り返しできた時より、
理解したことから発想して新しいことを自分の力でできた時

であると感じています。

ひょっこりTV電話

ドイツのお医者さんがコロナ陽性自宅療養の患者さんにリモート診療のほか、毎日TV電話で様子を伺い患者さんの心配ごとを拭い去ろうとしている。そうか学校がお休みの子供達や親御さんもきっと勉強について心配ごとが日々あるだろう!ということで、ひょっこりTV電話をかけることを始めました。なんでもいいんです。口に出して共有することが大事ですから。

毎週のリモート授業でもいろいろ話はしていますが、個人的な話にはこれもいい事じゃないかなあと思うのです。

塾の役割

コロナウイルス により行動を自主的に制限する間、子供たちとはzoomやVR を使って学びを続けていますが、これから塾とはどんな役割がある?子供達にとってどうあるのがいい?をじっくり考えている。

子供にもイロイロタイプがある。今キズカン(しゅうびの派生教室でVR上)で意見交換している生徒たちに聞いてみた。

「今は遊びたいけど勉強は未来のために絶対大事!」

「勉強する事自体が好き」

「今勉強する意味がわからない」

大きくほぼこの3パターンに分かれた。

小学低学年のうちに1番目と2番目のパターンの仲間に入っている子供は、刺激が得られる環境にあれば自分で進んでいける。そんな時の塾の役割は、勉強面では質問に答える程度でよく、むしろそれ以外の刺激の方が大事だと感じている。それは与えられた環境に入れられることではなくヒントがもらえて見守ってくれる人がいる、安心できる場なのだと思う。

残念なのはせっかく自分で進んでいける気持ちと力が備わっているのに、勉強を自分で学ぶのではなく、転ばぬ先の杖をつきいわゆる受験のための塾という教えられてしまう環境に入ると、あれこれ自分で考える・やってみる・失敗する・やり続けるということがなく想像力が育たない。だから答えに通じる方法が1つだと思ったり、全てに1つの答えがあると思ったりしてしまう、教えてもらわないとできないと思い込み自然にどんなことでもその思考で対応することになる。社会人として自分で想像し判断し行動することができない人(言われたことはしっかりできるが言われないとできない)ではお役に立てる場面が少ない。

子供たちが、自分の力を信じ大切にできるよう周りの大人たちで応援していきましょう。

受験のための勉強を教えている塾が多いのはみんながそれを望んできたからですが、今これを考える時期ではないでしょうか?悪い良いの判断ではありません。

家で勉強

コロナウイルス により通塾しないで家で勉強するスタイルで始めて最初の小学低学年英語。ネット会議システムを使ってなんの問題もなく、むしろメリットの方が多いかもしれません!

集中力が増す

質問しやすい

自らが勉強している気持ちになる、つまり能動的な学習になる

家から出ないでできる

時間の無駄がない

などまだまだありそうです。

「テレワークだと能力のあるないがはっきりする」という人がいますが、子供の学習も同じことが言えるかもしれません。

Pin the tail on the donkey!

フォニックスの時間、今日は「L」の発音の日

先ずは今まで出てきた発音を組み合わせてできる単語を聞いて、文字カードを並べる。聞いてスペルがわかることはごく自然!終わりにこのゲームをやった。イギリスの遊び🇬🇧。お正月に日本でやる(今はやるお家も少ないかもしれないけど)福笑いみたいなもの。

私の感覚では福笑いの方が高度で面白い気がする🤣

高校受験

「総合点出たよ〜〜」と嬉しそうに入ってきた。

「えっ、いくつ?」

「それがさ〜〜199」

「アッハッハ、アッハッハアッハッハ!」二人で大爆笑!

あと一点がその子らしいのです😀

「だって、、、、、、、、ペラペラ、、、、、ペラペラ、、、、」永遠と悔しい内容がいっぱい。

でも、入りたい高校の中で数学がトップの成績😀嬉しいんだか悔しいんだか自分でもわからないようでしたが、やる気だけは益々盛り上がってきたようです。精神的にいい調子!このまま受験日までまっしぐら、頑張っているよ〜〜

電話番号教えて!

入ってくるなり「小さい『つ』が大きくなると『けつこん』だよ」

「そうだね、じゃあ先ずはそういう言葉探そうか」

「うーーーん、あった、きゆうきゆうしや」

「おお、ゆとゆとやで3ポイント!」みんな合わせて20ポイントになったところで次のお話。

電話番号で数字の遊びをしよう、

「電話番号教えて!」

「え?知らないよ。」

「そうなの?じゃあ、道に迷った時どうするの?」

「え?迷ったことないもん」

「もし、迷ったら近くの人探して、、、、まず泣いちゃうじゃん?」

「うん⁉︎^^;;」

「その時に聞かれるよ。お家の電話番号おしえてって」

電話番号の最後の四つの数字を足したり引いたりして9を作ってみました。

「あっできた!」最初はたすひくを二つの数字だけでやっていましたが、そのうち三つの数字で9を作ることを思いついて、次に四つでもできちゃいました。

次に、四つの数字の中からいくつか選び計算してできる数を小さい順に考えていきました。

「0はできる、1もできる、2もできる、3はだめ、、、9できる〜、10できる〜、、あれ?もうできない」

「なぜできないと思うのかな?」

「だって全部たして10だよ」とグッドな発言!!

そのあと、国語「桜貝」「起立」を調べました。

桜貝を知らないというので

「桜貝って字を見てどんな感じがする?」

「なんかピンクの貝?」

「そうそう、海に行って見つけたら嬉しいよね。いいことありそうだ」

次に「きりつ〜れい、おはようございます〜って言うでしょ?」

「言わないよ。立ってください。って言うよ」

「あっそうかそうか😉」

磁石のお話

柱に棒磁石とU字磁石をくっつけておいたら「あ〜磁石だ」と手にとって

「ぼうの方とUの方とどっちがチカラ強いの?」

「どうかなあ?調べたいね、どうやろうか?」

「大きい方が強い?」

「柱にくっつけてみたら?どう?」(うちの柱は鉄です)

「なんか棒の方が強い感じ」

「じゃあ、クリップが何個つくかやってみる?」

「いいねいいね」

すごく集中して繋げてくっつけていました。

「Uの方は3つつくけど、棒の方は4つついた」

「だから棒の方が強い」

「そうだね、そう思うよ」

次に、磁石を製作して

自分たちで作った磁石を水に浮かべて磁石同士をくっつけたり反発させたり遊びながら

磁石のお話をしました。

「一番大きな磁石はなあに?」

「えっとね、このお家に入る?」

「入らないなあ」

「え?じゃあお家くらい?」

「もっともっと」

「空?」

「宇宙?」

「おお、だんだん近くなってきた」

ということで地球儀を見せて「これこれ」

「地球?」

「そうだよ。地球全体が磁石なんだよ。こっち(北極)は海が凍ってるんだよ。

それでこっち(南極)はペンギンが住んでる。北極の方に向かって磁石のN極が向くんだよ」

「じゃあ、そこはSなの?」

「そうそう、そうなんだよ。」

「ところでここ(北極)に住んでいる動物知ってる?」

「しろくま?」

「そうだね、今しろくまの住むところがなくなってきちゃってるんだけど、」

「どうして?」

「地球があったたかくなってきてるんだよ」

「???」

「暖かくなると氷は?」

「そうか、溶けちゃうから?しろくまいなくなっちゃうの?」

「住むところがなくなると生きていけなくなっちゃうかもね」

とても大きなN極とS極のお話をしました。

それから自分たちで作った磁石の不思議な動きに夢中になっていました。

地球と太陽の話が出たので、太陽系の話に触れて

日曜日から土曜日まで星の名前があることを説明しました。

月が地球の子分であることを知ってビックリ顔^^

磁石のお話は夢があって面白いですね。

浮力のお話/プログラミング

今日のプログラミングは船を組み立てて動かした。

なぜ鉄の塊は水に沈むのに船は浮くの🚢???

くり抜くと浮いちゃうんだよ。

今日の宿題はお風呂でたくさん息を吐いた後できるだけ吸って体が浮いてくるという実験。

タンカーのバラスト水など話が飛ぶ飛ぶ!^_^

レッサーパンダなでなで

今日のプログラミングはレッサーパンダ。

レッサーパンダが、なでなでされると身体を揺すって喜び、

押さえると嫌な声を出して悲しむ。

ブロックを組み立てるのも一苦労でしたが、1時間半集中しすぎてトイレに行くのも忘れ、終わった途端みんな「トイレトイレ〜」と駆け込んでいきました。楽しかったね。